穏やかな土曜日、三宮に乗り入れている近鉄電車に乗って西ノ京にある薬師寺まで行って来ました。
薬師寺は教科書で習っただけで実際行ってみたのは初めてでした。
昭和56年に建てられた西塔はまだ新しく美しい姿を見せてくれました。1300年前の白鳳時代に建てられた東塔は解体修理の最中で、すっぽり囲いに覆われていました。
白鳳伽藍も昭和・平成になって復興され、今は立派な大伽藍が姿を現し、当時の建築技術の高さがうかがわれます。
梅の香りが心地よい境内を北に歩くと、西遊記の三蔵法師のモデルになった玄奘三蔵が祀ってある玄奘三蔵院伽藍があり、書道展が開かれていました。
「美意延年」(美しい気持ちでいると長生きできる)
なるほど、ストレスのない穏やかな気持ちで過ごすということが長生きに通じると、勝手に得心しました。
広い伽藍の中をゆっくり歩き、花を愛で、美しい仏像に心を寄せ、穏やかな時間を過ごすことができました。(T)